NFTを始めるためには、仮想通貨の取引所に口座開設する必要があります。
口座開設が必要なのは、目的がNFTの販売でも購入でも同様です(販売にも口座開設が必要な理由は出品にガス代[手数料]が発生するからです)。
仮想通貨取引所は国内・海外にも複数ありますが、NFTの売買が目的なら適切な取引所を選ぶ必要があります。
当記事では、NFTアートを始めとしたNFT売買におすすめの取引所を紹介しています。
NFT取引所のおすすめ3選
NFTの取引所のおすすめを紹介します。
Coincheck(コインチェック)
- 取引手数料が無料
- スマホアプリの使い勝手が良い
- 東証一部上場企業「マネックスグループ」が親会社のため信頼性が高い
初心者におすすめの仮想通貨取引所として、コインチェックが挙げられます。
アプリのチャートが非常に見やすいと評判で、操作性が非常に良くNFTを始めたばかりの方でも直感的に利用できます。
ビットコインはもちろん、NFT取引に利用されるイーサリアムの取扱いもあるので、取引所に迷ったらコインチェックという程にはおすすめです。
bitFlyer(ビットフライヤー)
- ビットコイン取引量6年連続国内1位
- イーサリアムレバレッジ取引対応
- 100円からの少額取引対応
ビットフライヤーは国内仮想通貨取引所の老舗ともいえ、強い信頼性があります。
また、独自のサービス「ビットコインをもらう」機能では、ビットフライヤー経由でインターネットサービスを利用するとビットコインをポイント感覚でもらえます。
普段のネットショッピングなどを利用するだけで、無料で仮想通貨を貯められるメリットは大きいです。
このような独自サービスに注力しているのはビットフライヤーだけ。十分おすすめできる仮想通貨取引所です。
GMOコイン
- 取引手数料・入金出金手数料・送金手数料が全て無料
- 12種類の銘柄の現物取引・レバレッジ取引に対応
- 東証一部上場企業「GMOインターネットグループ」が親会社のため安全性が高い
GMOコインは、取引・入出金・送金の手数料全てが無料で、コスト面で大きく有利な取引所です。
そのため、高頻度で仮想通貨を取引する方なら、最大限のメリットがあります。
もちろん、イーサリアムの取扱いもあるのでNFTの売買を目的とするのならおすすめできます。
仮想通貨取引所とは?NFTマーケットプレイスとの違い
「取引所」と「マーケットプレイス」の二つは意味が似ているため混合されがちですが、両者はまったく違うものです。
取引所とマーケットプレイスの違いを理解しておきましょう。
つまり仮想通貨取引所は「銀行」で、マーケットプレイスは「市場」のような位置づけです。
銀行(取引所)で日本円を仮想通貨に換えて、市場(マーケットプレイス)でNFT商品を買ったり売ったりするイメージです。
目的別に必要なNFT関連銘柄
仮想通貨の銘柄の種類は様々ですが、目的に応じて必要な銘柄が異なります。
目的別に必要な仮想通貨銘柄と、その詳細を解説します。
- NFT売買が目的
→ イーサリアム(ETH) - 投資目的
→ NFT関連銘柄
イーサリアム(ETH)
イーサリアムの時価総額2位で、ビットコインに次いで代表格ともいえる仮想通貨銘柄です。
NFTマーケットプレイスでは基本的にイーサリアム(ETH)を通貨として取引されます。
NFT売買が目的であれば取引所でのイーサリアム購入が必須です。
イーサリアムの問題点としてNFT取引が活性化している現在、ガス代が高騰していることです。
最大手のマーケットプレイスOpenSeaでは、このガス代を軽減する取り組みを進めています。
NFT関連銘柄
取引所で仮想通貨を買う目的が、保有、つまり投資目的ならNFT関連銘柄を選ぶことをおすすめします。
NFT関連銘柄はNFT市場の拡大に従って価値を上げることが理由なので、投資目的で保有することで大きな利益を生むことが期待できます。
NFT関連銘柄一覧と購入できる取引所をご紹介します。
エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインは、ユーザーがウェブサイトやゲームを作成したり、アイテムを販売したりできるプラットフォーム「Enjin Network」内の取引で利用される通貨です。
取扱いのある国内取引所
- コインチェック
- GMOコイン
テゾス(XTZ)
テゾスは、スマートコントラクト(自動契約機能)を備えたブロックチェーンプラットフォームで、イーサリアムに似た特徴をもちます。
保有しているだけで新規発行の報酬をもらうことができ、ヨーロッパ圏で注目を浴びているNFT関連銘柄です。
取扱いのある国内取引所
- ビットフライヤー
- GMOコイン
サンドボックス(SAND)
サンドボックスは、ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」内で取引される仮想通貨です。
The Sandboxはメタバース(仮想現実)内で建物やアイテムを作成する、Minecraftのようなゲームです。
取扱いのある国内取引所
現在、SANDを購入できる国内取引所はありません。
国内取引所でBTCやETHなどの銘柄を購入し、それを海外取引所「バイナンス」で換金する形で購入することができます。
NFT取引所の選び方のポイント
仮想通貨の取引所にも色々あり、それぞれの取引所で特徴も異なります。
NFTコンテンツの売買を行うという目的に適した取引所の選び方を解説します。
- スプレッド幅・取引手数料は安いか
- アプリやチャートは使いやすいか
- 目的のNFTマーケットプレイスはあるか
それぞれ詳しく解説します。
スプレッド幅・取引手数料は安いか
日本円を仮想通貨に換える際にコストとして発生するのは、スプレッドと手数料です。
スプレッドは、実質的な手数料として発生します。
このスプレッドの幅は取引所によって異なり、スプレッドが狭いほど安いといわれています。
取引を頻繁に行う場合、このスプレッドと手数料のコストが嵩んでしまいます。
コストを考えるのなら、一度の取引でかかる手数料が安く、スプレッドが狭い取引所がおすすめです。
手数料無料でイーサリアムのスプレッドが狭い取引所は『GMOコイン』がおすすめです。
アプリやチャートは使いやすいか
スマホで仮想通貨の取引をすることが多い今、アプリやチャートの使いやすさ・見やすさは肝心です。
アプリの操作性や視認性が悪いと最悪の場合誤決済してしまう恐れもあります。
とはいえ、使いやすいと感じるかは人によって異なるため、まず一度各取引所のアプリをインストールしてみて確認してみるのをおすすめします。インストールして触ってみるだけなら無料で行えます。
アプリダウンロード数国内No.1の『コインチェック』のアプリは使いやすいと評判です。
目的のNFTマーケットプレイスはあるか
取引所では、独自のNFTマーケットプレイスを展開している場合があります。
そして各取引所のマーケットプレイスでは売買できるNFTコンテンツが違うので、目的にあったNFTコンテンツの取扱いがある取引所に登録するのもおすすめです。
例として、各取引所には以下のマーケットプレイスがあります。
マーケットプレイス | 取扱いNFT | 特徴 | |
コインチェック | Coincheck NFT(β版) | ・NFTゲーム内アセット ・NFTカードゲーム ・NFTトレカ |
ガス代がかからない
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GMOコイン | Adam byGMO(β版) | ・NFTデジタルアート |
日本円で取引可能
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