この記事で解説していること
ゼロ知識の初心者の人に向けて、NFTアートの出品に必要なサイトへの登録や仮想通貨の購入方法など、NFTアートを始める下準備的な部分の解説をしています
「こんなん誰でも描けるって笑」みたいなドット絵が何十億で売れたり、小学生が自由研究で描いたイラストが何十万で売れたり…
そんな夢のあるNFTアート、これから始めてみたいと思う人は多いかと思います。
ただ、NFTアートって何かと専門的な用語が多くて難しいイメージがあって、なかなか始める気が起きない人も多いのでは。
でも実際のところ、NFTアートを始めるのはめちゃくちゃ簡単です。
当記事では、NFTアートの始め方の手順を5ステップに分けてまとめています。むずかしい専門用語も分かりやすく解説しているので、参考にしてみてください。
NFTアートを始めるためには仮想通貨の取引所に登録しておく必要があります。口座開設の完了までに1日程度時間を要するので、使いやすく初心者にもおすすめの『コインチェック』に登録しておきましょう。
NFTアートの始め方
初心者の方に向けて、NFTアートの始め方を5ステップに分けて解説します。
各ステップでは専門用語だらけで失神しないよう、画像付きで手順に沿って分かりやすく説明するのでご安心ください。
当記事を確認しつつ、手順を進めていくことをおすすめします!
[timeline title=”NFTアートの始め方5ステップ”]
[ti label=”Step1″ title=”暗号資産の取引所(Coincheck)に登録し口座を開設する”](仮想通貨が買えるお店に登録するよ!)[/ti]
[ti label=”Step2″ title=”ウォレット(MetaMask)を作成する”](仮想通貨を入れるお財布をGETするよ!)[/ti]
[ti label=”Step3″ title=”マーケットプレイス(Opensea)に登録する”](NFTアートを売り買いする市場に登録するよ!)[/ti]
[ti label=”Step4″ title=”仮想通貨(イーサリアム)を購入し、ウォレットに送金する”](実際に仮想通貨を買ってお財布に入れるよ!)[/ti]
[ti label=”Step5″ title=”マーケットプレイスでガス代を払って作品をMintする”](作った作品を市場でNFT化するよ!)[/ti]
[/timeline]
なお、当記事では取引所は「Coincheck」、ウォレットは「メタマスク」、マーケットプレイスは「Opensea」をそれぞれ例にして解説しています。
NFTアートの始め方①:暗号資産取引所(Coincheck)に登録し口座を開設する
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NFTアートの販売を始めるためには、暗号資産取引所に登録し口座開設をする必要があります。
暗号資産取引所への登録が必要な理由は二つあります。
- NFTアートを販売する手数料を仮想通貨で支払う必要があるから
- NFTアートが売れたときに得た仮想通貨を日本円に換えて出金するため
NFTアートを売るために仮想通貨は必須となるので取引所での口座開設が必須なのです。
どこの取引所に登録すれば良いか、取引所の登録~口座開設方法について具体的に解説していきます。
NFT売買に最適な取引所は『NFTにおすすめの取引所』の記事でも紹介しています。併せてご覧ください。
登録する取引所はCoincheckがおすすめ
仮想通貨の取引所の種類は色々ありますが、当サイトでは「Coincheck」をおすすめしています。
NFTアートで利用するうえで、Coincheckには下記のようなメリットがあります。
- サイトやアプリが見やすく直感的に操作しやすい
- 取引手数料と入金手数料が無料
- 独自のNFTマーケットプレイスがありNFTアート市場に力を入れている
以上の理由からCoincheckはNFT初心者から上級者まで幅広く利用されています!
NFTアートに限らず仮想通貨ではもはや定番といわれてる国内取引所ですね。口座開設の申し込みは無料なのでイマすぐに済ませてしまいましょう。
[cta]
アカウント登録を済ませたら、Coincheckの公式サイトの案内に従って申し込みを進めましょう。
なお、取引所の口座開設が完了し仮想通貨が買えるようになるまでには登録後1~3日程かかります。
手順のStep3までやることは登録だけなので、口座の開設が完了するまでの間に進めておきましょう!
NFTアートの始め方②:ウォレット(MetaMask)を作成する
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取引所に口座開設の申し込みをしたら、ウォレットを作成します。
[取引所] ↔ [ウォレット] ↔ [マーケットプレイス]
上記のように、仮想通貨の支払いは基本的にウォレットを介して行われます。
このウォレットにも色々種類があるのですが、NFTアートマーケットプレイスを始めとしたブロックチェーンプラットフォームで利用されているウォレットはメタマスク(MetaMask)です。
そのため、メタマスクを導入します。
『メタマスクの使い方』の記事ではメタマスクの導入手順をスクリーンショット付きで解説しています。併せて参考にしてみてください。
NFTアートの始め方③:マーケットプレイス(Opensea)に登録する
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ウォレットの作成が済んだら、マーケットプレイスにアカウントを作成します。
作ったNFTアートは、主にマーケットプレイス上で取引することになります。
NFTアートを扱うマーケットプレイスは数々存在しますが、NFTアートの売買が最も盛んに行われているのがOpensea(オープンシー)です。
NFTアートの買い手も多く、作品を売りやすいという点で初心者のうちはOpenseaで出品することをおすすめします。
また、方法は後述しますがOpenseaで作品をNFT化する際、手数料(ガス代)が初回出品時に発生します。それ以降の出品にガス代はかからないので、NFTアートを複数出品する予定の人におすすめです。
Openseamの公式サイトはこちらから飛べます。
マーケットプレイスへの登録が完了すれば、次はいよいよ仮想通貨の購入です。
NFTアートの始め方④:仮想通貨(イーサリアム)を購入し、ウォレットに送金する
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Step1で申し込んだ取引所の口座開設が完了したら、日本円を仮想通貨に換金します。
仮想通貨にはビットコイン(BTC)を始めとする銘柄が複数ありますが、NFTアートで必要な通貨は「イーサリアム(ETH)」です。
Coincheckに入金する方法は、大きく分けて以下の三通りです。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- クイック入金
(ペイジー対応の銀行からの入金)
今後発生する手数料を踏まえて、ここでは20,000円程度入金しておくことをおすすめします。
取引所に入金しイーサリアム(ETH)への換金が完了したら、次はウォレットへイーサリアムを送金します。
|MetaMaskにログインし、トップページ上部のアドレスを確認します
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|Coincheckの会員ページから[コイン送金]をタップし[Ethereumを送る]を選択します
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|先程のMetaMaskのアドレスを宛先に設定し、送金額を設定したら[送金する]をタップし送金します
※送金が完了すると、表示されていた手数料分のETHが送金額から引かれています
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以上でイーサリアムをCoincheckからMetaMaskへ送金することができました。
NFTアートの始め方⑤:マーケットプレイスでガス代を払って作品をMintする
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ついにあなたの作品をNFTアートにして出品するときがきました!
マーケットプレイス(Opensea)でガス代(手数料)を支払って、作品をMint(NFT化)します。
ガス代とは、イーサリアムを利用するうえでの手数料だと思っておいてください。
ガス代はOpenseaなどのマーケットプレイスに支払うわけではなく、イーサリアムを流通させているマイナーの方々に支払われます。
またMintというのは、作品データをスマートコントラクトを利用し新たにNFTを作成・発行することです。
色々と難しい専門用語が出てきてしまいましたが、NFTアート初心者の方は「ガス代=手数料」「Mint=NFT化」という認識で大丈夫です。
Openseaのマーケットプレイスで作品をMintし、販売する具体的な方法については次の記事でまとめています。
NFTアートを始める為に必要なもの
NFTアートの始める際、あらかじめ必要となるものをまとめます。
特別に用意しなくてはならないものはないんですが、安心して始めるためにも事前に確認しておきましょう。
この時点で「既に何言ってるのか分からん!」と思うかもしれませんが、NFTアートの始め方を解説している章でちゃんと解説しますのでご安心ください!
PCかスマホ(両方あれば尚良し)
NFTアートを始めるのにはPCとスマホ両方あるのが理想的ですが、どちらか片方しかない人でも始めることができます。
仮想通貨の取引所(Coincheck)とマーケットプレイス(Opensea)への登録や利用はPCとスマホのどちらでも行えます。
また、出品するNFTアートを作る際もスマホアプリで作成することができますが、画像編集の利便性を考えるとPCもあった方良いですね。
顔写真付き身分証明書
顔写真付き身分証明書は、仮想通貨の取引所(Coincheck)に登録するときに必要となります。
本人確認時にスマホかPCのカメラで映す必要があるので、手元に用意しておきましょう。
具体的に必要となる顔写真付き身分証には以下のものが該当します。
- 運転免許証(表面と裏面)
- パスポート(顔写真ページと住所記載ページ)
- 個人番号カード(表面のみ)
※通知カード(写真なし)は利用不可 - 在留カード(表面と裏面)
- 特別永住者証明書(表面と裏面)
- 運転経歴証明書(表面と裏面)
※交付年月日が2012年4月1日以降のもの - 住民基本台帳カード(表面と裏面)
初期費用(15,000~20,000円程度)
NFTアートを始めるためには、15,000~20,000円程度の初期費用を用意する必要になります。
始め方の章でも解説しますが、購入した仮想通貨(イーサリアム)から手数料として引かれる形となり、イーサリアムのそのときの価格によって都度変動します。
そのため目安ではありますが、おおよそ20,000円程度の用意があればOKです。
気軽に始めるには少々痛い出費となりますが、マーケットプレイス(Opensea)でかかる手数料は最初の1回。あなたの作品を売りさばいてガッツリ元を取りましょう!
NFTアートの初期費用の内訳は次の通りです。
- 取引所からウォレットへの送金手数料:約2,000~3,000円
- マーケットプレイス(Opensea)の初回出品時にかかる手数料:約10,000~15,000円
販売するデジタルアート作品(絵・写真・動画・音楽など)
仮想通貨の取引所(Coincheck)やマーケットプレイス(Opensea)に登録したあと、NFT化して販売する作品が必要となります。
NFTアートといえばイラストやドット絵のイメージが強いのですが、用意する作品は写真や動画、音楽でもOKです。
NFTアートの作り方については次の記事で詳しくまとめています。
そもそもNFTアートとは?
NFTアートは、NFT(非代替性トークン)のブロックチェーンに紐付けられたデジタルアート作品のことをいいます。
通常、デジタルアートは改ざんやコピーが容易にできてしまうのですが、ブロックチェーンに所有者情報を記録することで、一点のモノの証明ができるようになります。
例えば、どこでも買える白いTシャツに有名人がサインすることによって、替えの効かない価値のある白いTシャツになりますよね。
つまり、アート作品がNFT化されることによって、唯一無二の作品として希少性が生まれます。
NFTアートについての概要的なお話を詳しく知りたい方は『NFTアートとは』の記事を参考にしてください。
初心者が知っておくべきNFT用語集
NFTアートを始めるうえでどうしても避けて通れないのが、色々と難しいNFT用語。
当記事内でもやたら意味不明なカタカナが多かったですよね…
ただやはり、こういった専門用語はNFTアートを始めるうえでどうしても知っておくべきです。
NFTアートの情報収集するうえでも、専門用語の意味がなんとなくでも分かれば理解しやすいはずです。
そのため、NFTアートを作って販売していく初心者の人に向け、最低限必要なNFT用語集をまとめました。
・NFT
Non-fungible tokeの頭文字を取った略語で、代替することが不可能なトークン(非代替性トークン)を意味する。トークンとは、何かの印になるデータ。この技術をデジタルアートに用いることで、所有権の情報などが付与された唯一無二のデータとなったものがNFTアート。
要するに、代替可能なトークンは替えが効く真っ白なTシャツ(替えが効くもの)。非代替のトークンはサイン入りのTシャツ(替えが効かないもの)ってイメージすると分かりやすいです!
・仮想通貨(暗号資産)
硬貨や紙幣と違い、実物のないデジタルのお金。通貨はビットコインとアルトコインの二種が存在し、インターネット上で取引される。
・イーサリアム(Ethereum)
プログラムを実行する動作環境のことを指す。ブロックチェーン技術が応用されたもので、スマートコントラクト(様々な契約や取引を自動化する機能)を持っている。この動作環境上で取引される仮想通貨をイーサ(ETH)と呼ぶ。
・マーケットプレイス
作品をNFTアート化し、販売したり購入したりするインターネット上の市場のことを指す。NFTアートが盛んに取引される代表的なマーケットプレイスがOpensea。
・ガス代
イーサリアムのブロックチェーン技術を使用する際にかかる手数料。
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